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非常ベルが鳴ったら消防署が来るの?設備のプロがお答えします。

2023.10.07

今回は『非常ベルが鳴ったら消防署が来るの?』とよくお客様に

聞かれることがあるので解説していきます。

 

 

1.結論

 

結論から申し上げますと、

非常ベルが鳴っても消防署へ連絡がいく可能性は低いです。

はっきりしていない結論ですいません(汗

下記で設備の解説をしていきます。

 

 

 

2.設備の解説

 

非常ベルが鳴っている時は、自動火災報知設備等の非常ベルが鳴動しています。

この非常ベルは建物にいる方火災をお知らせしてくれる設備ですので、

この設備が消防署へ通報することはありません。

 

 

3.消防署へ通報する設備とは?

 

消防署へ通報する設備はその名も・・・

消防機関へ通報する火災報知設備です。。。

名前の通りですね。。通称『火通』と呼ばれています。

下記写真の設備です。

 

この設備は押しボタンを押すと電話線を使って自動的に消防署へ通報がいき

受話器で会話もできる設備です。

所轄消防署への事前申請や登録、消防署の検査等も必要です。

火災時にはパニックになってしまう方が多く、住所もうまく伝えられないことがありますが、

この設備の押しボタンを押しただけで

自動的に登録された住所や名称を伝えてくれるので、通話ができなくても消防署は

通報された建物で火災ということが分かり現場へ急行できます。

病院や保育園、福祉施設等に設置されています。

 

 

4.どのような時に消防署へ通報がいくの?

 

上記で説明した、非常ベルを鳴らす自動火災報知設備と消防署へ通報する火災報知設備は

まったく別々の設備ではありますが、両方の設備が設置されている建物では

消防法により、一部の用途については連動が義務付けられていることがあります。

自動火災報知設備が反応して非常ベルが鳴ると、

火災通報装置にて自動的に消防署へ通報がいくシステムです。

つまり、このような連動している場合のみ、

非常ベルが鳴ると消防署へ通報がいくようになっています。

 

 

5.でも実際に非常ベルが鳴ると消防署がくるよね?

 

はい、このご質問も多いのですが、

上記で説明した設備が連動していない限り、自動的に通報がいくことはありません。

では何故消防署がすぐに来てくれるのか?というと、

非常ベルを聞いた建物の方や、近隣の方が消防署へ通報してくれるから』なのです。

 

 

6.まとめ

 

いかがでしたか?

自動火災報知設備は火災時に鳴動するようになっていますので、

他にもエレベーターが停止したり、消火設備が起動したり、

様々な設備と連動していることがよくあります。

火災を感知する設備として歴史も長く、火災時に絶大な効果を発揮します。

でも、もし自動火災報知設備が壊れてしまっていると、

火災の発見が遅れて大火災に繋がる恐れがあります。

火災は早期発見が非常に重要ですので、

いざという時にきちんと作動するように、法令に則った定期的な点検をお奨めします。

 

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