火災による死亡者の中では、住宅火災による割合が約9割とほとんどを占めています。
そのような経緯から、2025年現在では一般住宅において住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
①役割
住宅用火災警報器は熱や煙を感知して、電子音声や警報音で危険を知らせてくれます。
メーカーやタイプによってその見た目は様々ですが、音と光でわかりやすく伝達してくれます。
上記画像のタイプは丸い部分が赤く光ります。
注意していただきたいのは、感知器が反応したからと言って、消防署に通報されるわけではないという点です。
お客様から質問される内容で一番多い誤認識なので、これを機に確認していただきたいです。
熱・煙を感知したことを伝えてくれるのみとなっています。
感知器が反応した際は、本当に火事が起きてしまったのか、周囲を見ていただく必要があります。
②交換時期
住宅用火災警報器の寿命は約10年とされています。
本体の経年劣化はもちろん、バッテリーの寿命が尽きてしまう場合もあるので、
身の回りの住宅用火災警報器を確認していただくのをお勧めします。
画像はバッテリー搭載タイプです。
中には家庭用の電源を使用しているものもございます。
バッテリーの電圧が低下すると、感知器本体が鳴動する場合がございます。
火災と勘違いしがちですが、この場合は本体交換時期ということになります。
速やかに交換対応をしていただくようお願いいたします。
③最後に
住宅用火災警報器の設置が一般住宅において義務付けられてから今年で14年が経ちます。
約10年に1回の交換ですので、この機会にご自宅の安全確認をしていただくと良いかもしれません。
スタッフI