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今回は、火災感知器の増設について解説していきます。
感知器の増設は主に、未警戒部分(仕切りが増えたことにより感知器のない空間)が
発生した際に実施します。
①テナント変更に伴う消防設備の確認
テナントの新しい入居やリフォームに伴って
テナント内の構造変更(仕切りの追加など)が行われるケースがあります。
その際、通常の場合下記のような手順であれば問題なく営業開始が可能です。
①新しい部屋の構造(図面)を作成し、消防署へ相談(着工届の提出など)
②相談した内容に基づき、感知器の増設や移動などの工事を行う
③工事が完了した後、設置届を提出し、消防署からの検査を受ける
ただ、実情としては内装工事のみを行い
上記のような過程を実施せず、完成したは良いものの
未警戒部分が発生してしまうケースが見られます。
②今回の工事内容
今回は、テナントが新しく入ったことで
間仕切りの変更が発生し、増設が必要な状態となりました。
感知器を増設する場合は、まず感知器配線を増設する場所まで
新しく引いたうえで、感知器を設置するといった形になります。
【増設前】
【増設・感知器試験】
※空間的に狭く、壁際での感知器設置となりました。
増設を行う際には、工事の申請を消防署に提出し
工事完了後には、検査を受けて終了となります。
いかがでしたでしょうか。
今回は、テナント変更に伴う感知器増設工事についてお伝えしました。
本来は、営業開始前に全て終了すべきものなので
テナント開業の際はご注意ください。
スタッフHでした。